株式会社 栄養・病理学研究所

Institute of Nutrion & Pathology Inc.

株式会社 栄養・病理学研究所

トップトピックス「オボアルブミン誘導食物アレルギーモデルNC/jicマウスの十二指腸におけるCCR4陽性細胞数増加と,フラクトオリゴ糖給与による抗アレルギー作用」

「オボアルブミン誘導食物アレルギーモデルNC/jicマウスの十二指腸におけるCCR4陽性細胞数増加と,フラクトオリゴ糖給与による抗アレルギー作用」

雑誌名:Allergology International
ジャンル:原著論文(査読あり)
掲載年:2007年
原題:Increased number of CCR4-positive cells in the duodenum of ovalbumin-induced food allergy model NC/jic mice and antiallergic activity of fructooligosaccharides.
研究機関: 昭和大学医学部,株式会社栄養・病理学研究所(第四著者・塚原),中央水産研究所
弊社職員の役割:動物飼育,剖検,標本作製(免疫染色標本含む)

2007年2月にAllergology International誌に掲載されました「オボアルブミン誘導食物アレルギーモデルNC/jicマウスの十二指腸におけるCCR4陽性細胞数増加と,フラクトオリゴ糖給与による抗アレルギー作用」について解説いたします。

内容解説:NC/jicマウスへ継続してオボアルブミンを投与することで食物アレルギーモデルを作製し,さらにフラクトオリゴ糖 (FOS) を給与することでアレルギー症状を緩和できるかを確認した研究になります。弊社では,NC/jicマウスの飼育,オボアルブミン投与によるアレルギー誘導,剖検を行い,標本作製までを担当いたしました。ケモカインレセプター4 (CCR4)及びCCR5の免疫染色も行っております。
マウスに食物アレルギーを引き起こすことによって,十二指腸絨毛の浮腫が観察されるようになり,アレルギーの指標となるCCR4陽性細胞が多数浸潤するようになりました。このようなアレルギー症状が,FOSの継続給与によって緩和されました。なお,本研究では肥満細胞の浸潤についても計測を行っております。
今回のように,研究の一部分だけをご依頼頂くことも可能となっております。一度弊社までご相談いただければ幸いです。