雑誌名：Bioscience of Microbiota, Food and Health
ジャンル：原著論文
掲載年：2021年
原題：Effects of the intake of non-live Bifidobacterium bifidum on the faecal IgA of full-term infants: a double-blind, randomised, placebo-controlled study
研究機関： 株式会社明治，株式会社栄養・病理学研究所（第五著者・塚原），みやけウィメンズクリニック，千葉大学予防医学センター
弊社職員の役割：ELISAを用いた糞便中総IgA濃度の測定

内容解説：既報で，低出生体重児でのビフィドバクテリウム・ビフィダム給与による糞便中総IgA濃度亢進を報告しております。その時，同菌の生菌と死菌での効果差を検討いたしましたが，どちらの状態でも総IgA濃度亢進効果は変わりませんでした。そこで今回は，死菌のみを用い，正期産児への給与効果について検討を行いました。
本検討は，100名の正期産児をリクルートして行われたプラセボ対照二重盲検無作為比較試験になります。弊社は既報に引き続き，糞便中の総IgA濃度測定を担当いたしました。分析は市販ELISAキットで行っております。なお，これまで使用してきたIgA濃度測定用キット（Human IgA ELISA Quantitation Set, Bethyl Laboratories, Inc.）は現在販売中止となっており，他製品での分析となります。