株式会社 栄養・病理学研究所

Institute of Nutrion & Pathology Inc.

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トップトピックス「Lactobacillus acidophilus L-92摂取による健常者の免疫指標と体調変化に関する自覚症状への影響について−ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験−」

「Lactobacillus acidophilus L-92摂取による健常者の免疫指標と体調変化に関する自覚症状への影響について−ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験−」

雑誌名:薬理と治療
ジャンル:弊社受託分析ご利用研究の紹介
掲載年:2021年
原題:同上
研究機関: アサヒクオリティーアンドイノベーションズ株式会社,医療法人浩央会東小金井さくらクリニック,医療法人財団健康睡眠会日本橋循環器科クリニック
弊社職員の役割:プラズマサイトイド樹状細胞(pDC)活性測定

2021年に「薬理と治療」誌に掲載されました「Lactobacillus acidophilus L-92摂取による健常者の免疫指標と体調変化に関する自覚症状への影響について−ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験−」について弊社が担当した分析項目について解説いたします。

内容解説:血液から単離した白血球を用い,プラズマサイトイド樹状細胞(pDC)活性をフローサイトメーターで測定しております。まずpDCを表面抗原であるCD121及びCD343を用いてゲーティング後,CD86及びHLA-DR抗原に対する蛍光強度をそれぞれ測定します。さらに,CD86及びHLA-DRに対するFluorescence minus one補正を行い,その結果をMean Fluorescence Intensity(平均蛍光強度)として算出しております。
本研究でのpDC評価は,成人男女88名を対象として,半数にL-92配合タブレットを,半数にプラセボタブレットを12週間継続して給与されており,試験開始前,試験開始後4,8及び12週での血液検査の結果から評価されています。とくに,試験開始後8週の評価では,L-92摂取群のCD86及びHLA-DR平均蛍光強度がプラセボ群と比較して有意に高値を示しております。
なお,本分析は,食品CROの株式会社ケイ・エス・オー様からのご依頼で実施しております。あわせてご検討頂ければ幸いです。