「亜慢性社会的敗北ストレスモデルマウスの唾液中マイクロRNA及び代謝物の特徴」
雑誌名：International Journal of Molecular Sciences
ジャンル：原著論文
掲載年：2022年
原題：Salivary microRNA and metabolic profiles in a mouse model of subchronic and mild social defeat stress.
研究機関：茨城大学農学部，東京農工大学大学院連合農学研究科，株式会社栄養・病理学研究所（第三著者・中村，第四著者・塚原），産業技術総合研究所，東京理科大学大学院理工学研究科，東京大学大学院新領域創成科学研究科，筑波大学
弊社職員の役割：病理組織学的検査，結果考察
2022年12月に，International Journal of Molecular Sciences誌に掲載されました「亜慢性社会的敗北ストレスモデルマウスの唾液中マイクロRNA及び代謝物の特徴」について解説いたします。
内容解説：ストレスの早期バイオマーカーの特定は，気分障害や不安障害の予防に重要です。唾液は採取が容易で，非侵襲的に体内の情報を得ることが可能です。本研究の目的は，亜慢性および軽度の社会的敗北ストレス (sCSDS) を受けたマウスの唾液中マイクロRNA (miRNA) 及び代謝物の特徴を報告しております。本研究では，さらに社会的敗北ストレスマウスの心臓について病理組織学的検査を行ったところ，心筋内に線維細胞が認められました。弊社では，主に心臓の病理組織標本作成及び病理所見を担当しております。
