「ラット小腸及び大腸からの粘膜中リンパ球サンプリング改良法」
雑誌名:Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry
ジャンル:原著論文(査読あり)
掲載年:2009年
原題:Improved isolation methods for mucosal leukocytes from small and large intestines in rats.
研究機関:北海道大学農学部,Konyang大学医学部,株式会社栄養・病理学研究所(第六著者・山田,第七著者・塚原,第八著者・中山)
弊社職員の役割:単離細胞の病理的評価
2009年8月に,Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry誌に掲載されました「ラット小腸及び大腸からの粘膜中リンパ球サンプリング改良法」について解説いたします。
内容解説:本稿ではラット小腸を用いて,腸上皮間リンパ球及び間質内リンパ球の単離方法を確立しています。また,間質内リンパ球については,大腸粘膜からも単離しております。本法では,単離後の細胞でもリンパ球の機能が失われていないことも確認しているため,単離後の細胞培養で,様々な機能解析を行うことが可能です。
免疫活性効果を期待する機能性食品のメカニズム解析でとくに本方法は有用であると考えられます。機能性食品に限らず,腸管粘膜上皮への免疫活性評価をお考えの方がおられましたら,是非一度ご相談いただければ幸いです。